シネマポートレートイワサキを運営するカメラマン河戸浩一郎の紹介です。
1975 年 山口県出身
2000年 映画美学校第1期ドキュメンタリー科修了
記録映画制作プロダクション(株)自由工房にて撮影助手
同社制作映画「山中常盤」「遥かなるふるさと 大連・旅順」
「そしてAKIKOは…〜あるダンサーの肖像〜」など、
ドキュメンタリー映画を中心に映画撮影の現場に携わる。
2014年 シネマポートレートイワサキを立ち上げる
ドキュメンタリーを中心に撮影を続ける中で、
不特定多数の人に向けた映像(映画やテレビ)だけでなく
特定のある個人の為の映像を作るということに、映像の持つ可能性を感じ、パーソナルコンテンツとしての映像制作に取り組むようになる。
また学生時代から続けている月の撮影をライフワークとしており、月の映像作家としても活動中。
月の映像に合わせて自然や抽象的な光の映像などで構成する「月の映像詩」の創作と発表を続けている。
【代表作】
ドキュメンタリー映画「そしてAKIKOは‥・〜あるダンサーの肖像〜」2012年羽田澄子監督
https://www.youtube.com/watch?v=SJueFSkOOV4
ショートムービー 「For Dogs」2012年 Ellie監督
https://www.youtube.com/watch?v=_2bfENRerpg
イワサキ というのは、祖父をはじめとする私の家族が営んでいた商店の屋号でした。
商店でもあった自宅で私が幼い頃に見ていたのは、お客さんに接する家族の姿でした。
田舎町だから余計にそうなのかもしれませんが、お客さんの中には買い物を終えてもしばらく店に
残って、私の家族や他のお客さんと世間話を楽しんでいかれる人もありました。
祖父などは夜遅くまで、お客さんの相談相手になったり、愚痴を聞いたり、なだめたり、
時には叱ったりもしていました。
それはもしかしたら、商品を売るだけではなく、それ以外にも何かお客さんが必要とするものを
提供しようとする姿だったのではないか、と今では感じています。
店はもう無く、私は全く異なる職業に就きました。
しかし、お客さんに形はないけど何か必要とされているものを提供する、ということは
個人の為の映像を作る、ということにも通じる想いです。
それで、祖父や家族が見せてくれた姿を思い出し、その店の屋号を使わせてもらうことにしました。